日本のカトラリーと海外のカトラリーの違い
昨今の外国人による爆買いは、日本人が日本製品の良さを改めて知るキッカケになっています。
日本人の気質とは真面目であり、正直。
それはカトラリー業界においても日本製と海外製の違いに表れています。
カトラリーは毎日使う物なのでデザインの良さも大切ですが、使いやすい事が一番大事です。
カトラリーによって味が変わる?でも紹介した通り「記憶に残らないカトラリーこそ最高のカトラリー」です。
持ちやすさやバランスといったユーザビリティは日本の職人なら当たり前のようにこだわります。
日本製のカトラリーは「デザイン性を重視した結果、使いにくい」といった事がないカトラリーです。
バランスの良いカトラリー
さらにもう1つ。
ステンレスは鉄にニッケルとクロムを混ぜて作られます。
カトラリーの裏面に書かれている「18-10」とはクロムが18%、ニッケルが10%含またステンレスで作られたカトラリーという事です。
日本のメーカーはステンレスを素材からカトラリーに製造する過程でクロム・ニッケルの割合が若干減る事を考慮してクロムとニッケルの含有率を決めています。
完成品が「18-10」以上になるように作るのが日本のメーカーです。
対して海外のメーカーは製造前が「18-10」の為、完成品は必ずしも「18-10」とは限らないのです。
こういった所にも日本人の真面目さが出ていますね。