カトラリー選びで大切なこと

サイズについて

ディナーなど普段の食事用のカトラリー選びで1つ注意してほしいことがあります。
それは「テーブル」と名の付くスプーン・フォーク・ナイフ(以下テーブルシリーズ)と「デザート」と名の付くスプーン・フォーク・ナイフ(以下デザートシリーズ)のどちらを選ぶかです。

テーブルスプーン・デザートスプーン・スイカの比較(カイボイスン)
テーブルスプーン・デザートスプーン・スイカの比較
(カイボイスン)

デザートシリーズは名前からして、いかにもメロンなどデザートを食べるカトラリーのようですが、カトラリーは元々海外で生まれた為、手や口の大きくない日本人にはデザートシリーズがディナー用としてちょうどいいという場合が多いのです。
ディナー用だからといって「テーブルシリーズ」と決め付けて揃えてしまうと「大きくて使いづらい、食べにくい」という事になってしまうかもしれません。

現在、各カトラリーメーカーでは、名前のつけ方について日本人にもわかりやすくしようと検討をしていますが、現状では2通りの名前のつけ方が存在してしまっています。

  • 海外で使われている基準のに準拠して名称を付けているメーカー(日本人にはデザートシリーズが合うと説明)。
  • 日本人向けに「ディナー」と新たに名称をつけて、上記「デザートシリーズ」のサイズのカトラリーを販売している。
    ※ですが、実際に海外でも「テーブルシリーズ」よりも更に大きな「ディナーシリーズ」が存在している為、買う側には更にややこしくなっています。

これからカトラリーを選ばれる際は、まず、カトラリーメーカーが、海外基準または独自基準のどちらで名称が付けているかを確認しましょう。
その上で、自分にあったサイズのカトラリーを探してください。

または、カトラリーの名称ではなく長さを調べて、自分に合うサイズを探すようにすると良いかもしれません。
自分が既に持っているカトラリーの長さを測り、それと比較すると更に感覚が掴みやすいでしょう。


ナイフの最中柄について

ナイフを選ぶとき、持ち手が細いナイフが合う人もいれば、持ち手が太いナイフを好む人もいるでしょう。
ホテルなど高級なレストランで使われているもののほとんどは持ち手が太いタイプです。

太い持ち手の場合「重くなってバランスが悪いのでは?」と心配されるかもしれませんが、ご安心ください。
最中柄のナイフでは「持ち手の中を空洞にする」ことによって、刃先とのバランス・そして総重量が調整されています。

最中柄ナイフ
最中柄のナイフ

最中柄は見た目とは反して、持った時に明らかに軽いので、持てばすぐにわかります。
カタログやインターネットでの買い換えを検討している方は、ナイフの持ち手が最中柄かどうかを確認すると良いでしょう。

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